調査士の1日密着|現場測量から図面作成まで新城市のリアルな仕事術






調査士の1日密着|現場測量から図面作成まで新城市のリアルな仕事術



1. 朝のルーティンと準備

一日のスタートはスケジュール確認から。現地調査の順序や所要時間を再チェックし、ナビ用ルートも最終調整します。続いて、トータルステーションなど機材を点検。各工具の破損やバッテリー残量を確認し、不足や不具合があればすぐ交換・充電を行います。

最後に、法務局や市役所等で取得した登記簿謄本、過去測量図、地積測量図など事前資料をまとめ、書類ケースに収めて現場へ向かいます。

2. 現場への移動とルート選定:交通手段の選び方(車/公共交通)

現場への移動は、車と公共交通それぞれにメリットがあります。車移動は器材積載が容易で、点在する測点を効率よく回れる一方、朝夕の渋滞や駐車スペースの確保が課題です。公共交通はコストや環境負荷を抑えられますが、駅から現地までの徒歩移動や本数の少ない路線に時間管理が求められます。

  • 車移動:器材積載◎/渋滞・駐車場要確認
  • 公共交通:燃料コスト削減◎/路線・徒歩ルート要検討
  • 移動前に渋滞・工事情報をWebで必ずチェック

3. 隣接所有者への挨拶

現場到着後すぐに行うのが隣接所有者への挨拶です。境界に関する情報や近隣の状況を可能な限りお伺いします。ここでの信頼関係構築が、境界立ち会いの同意を得る流れをスムーズに進めるための重要なステップです。

  • 対面挨拶:名刺をお渡し+測量の流れを簡潔に説明

4. 現地到着後の初動チェック

機材を降ろしたら、まず現況を確認します。既存の基準点や境界杭が見えるか、地目や周辺の擁壁・フェンス状況に変化がないかを記録し、測量作業の計画を立てます。

つづいて、周囲の歩行者・車両通行を確認。これが完了してはじめて測量セットアップに移れます。

5. 現場測量

本格的な測量作業は、トータルステーションの設置から始まります。三脚の脚をしっかり固定し、水平を確保ししたら、目標地点へターゲットプリズムを配置。

  • トータルステーションの設置
  • 境界点測量の基本手順:基準点→忘れずに一次測点を取得
  • 効率よく作業を進める

6. 午前の現場測量の“続き”

午前の終盤には複雑な地形や障害物の測定に着手します。擁壁や樹木の影響を受けやすいポイントは多方向から測定し、測定誤差を極力抑えます。

  • 環境要因への対応:風速や遮蔽物を考慮した測定
  • 追加ポイント測量が必要なケースの見極め

7. 帰所後のデータ取り込みと管理

事務所に戻ったら、まず測量機器からPCへのデータ取り込みを行います。付属ソフトを使い、座標データへの変換とエクスポートをスムーズに進めることが重要です。

  • 測量データのPC取り込みフロー:フォルダ構造・命名規則を統一

8. CADを使った図面作成

取り込んだ座標データをCADに読み込み、測量図を作成します。レイヤー設定や線種、文字サイズを統一することで、誰が見てもわかりやすい図面に仕上げるのがポイントです。

  • レイヤーと線種の基本設定:境界線・測点・補助線を色分け
  • 文字サイズ・注記配置:現場写真とリンクする注釈を添える
  • 最終チェックリスト:寸法抜け・レイヤー混在の確認

お問い合わせ・ご相談

新城市周辺(東三河地区)の測量・登記は淵名土地家屋調査士事務所へお任せください。

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