地方公務員あるある(前編)|役所で働くと見えてくる“リアルな日常”を元職員が語る

はじめに

こんにちは。愛知県新城市で土地家屋調査士をしている淵名です。

私は元公務員として役所に勤務していた経験があり、これまでも「公務員の働き方」や「役所の裏側」に関する記事を執筆してきました。

土地家屋調査士として不動産登記や境界確定の業務を行う一方で、元公務員の視点から「地方公務員あるある」をまとめることで、読者の皆さまに役所のリアルな姿をお伝えしたいと思っています。

今回の記事は、シリーズ前編として市役所や地方自治体で働く人なら誰もが共感する“あるある”を紹介します。

地方公務員あるあるシリーズ:役所で働くと見えてくるリアルな日常

「公務員=安定」「定時帰り」「楽そう」という世間のイメージは根強いですが、実際に市役所や県庁で働いてみると、笑うしかない日常や、思わず共感してしまう“あるある”がたくさんあります。ここでは、現役・元職員が口を揃えて語るネタをまとめました。

あるある① 異動ガチャは人生を左右する

  • 税務課から道路建設課へ、教育委員会から福祉課へ――仕事内容が突然変わる。
  • 若手のうちは「経験になる」と前向きに捉えられるが、定年間近で畑違いに飛ばされるケースもあり、家族の生活にも影響。
  • 異動のたびに「次はどこだろう」とソワソワ。まさに「異動ガチャ」。

異動は「ゼネラリスト型人材を育てる」という建前がありますが、実際には「人事課の都合」で決まることも多く、本人の希望が通らないケースも珍しくありません。

さらに異動は生活設計にも直結します。例えば、福祉課に配属されれば市民との面談が増え、精神的な負担が大きくなる一方、都市計画課では図面や法律知識が必要になります。異動先によって求められるスキルがまるで違うため、常に「ゼロからの挑戦」を強いられるのです。

👉 読者への問いかけ:あなたの職場でも“異動ガチャ”のような経験はありませんか?

あるある② 窓口のたらい回し

  • A課に行けば「担当じゃないのでB課へ」
  • B課に行けば「それはC課です」
  • C課に行けば「やっぱりA課ですね」と振り出しに戻る

市民にとっては大きなストレスですが、職員にとっても「また説明か…」とため息が出る瞬間です。窓口担当は「市民の怒りをどう受け止めるか」がスキルとして鍛えられます。

最近は「ワンストップ窓口」を導入する自治体も増えていますが、まだ少数派。縦割り行政の弊害は根強く残っています。

さらに窓口対応では「市民の言葉を行政用語に翻訳する」作業も必要です。市民は「家を建てたい」と言いますが、役所では「建築確認申請」「都市計画法の許可」など専門用語が飛び交います。職員はそのギャップを埋める通訳のような役割を担っているのです。

👉 読者への問いかけ:役所で“たらい回し”に遭遇したことはありませんか?

あるある③ 長すぎる決裁ルート

  • 関係部署が絡むと同じ説明を何度も繰り返す羽目に
  • 「本当にこのプロセス必要?」と疑問を抱く職員多数
  • 電子決裁が導入されても「承認待ち」で止まることが多い

「市長決裁まで必要なのは予算だけじゃないの?」と思う案件でも、形式的に回さなければならない。これが地方公務員の“儀式”です。

さらに決裁ルートが長いことで「責任の所在」が明確になるというメリットもありますが、スピード感は失われます。民間企業なら即決できる案件も、役所では数週間かかることも珍しくありません。

👉 読者への問いかけ:あなたの職場でも“ハンコ文化”の名残を感じることはありますか?

あるある④ 前例踏襲が大好き

  • 新しいアイデアを出しても「前例がないから難しい」と却下
  • 結局「去年と同じ資料をコピーして数字だけ変える」作業に
  • 若手職員のやる気を削ぐ要因にも

監査や議会対応で「前例」が重要視されるため、失敗を避ける文化が根強いのです。

さらに「前例踏襲」はリスク回避の文化でもあり、失敗を恐れる組織体質の象徴です。若手が「新しいことをやりたい」と思っても、「前例がないから無理」と言われてしまう。これが役所の保守的な側面です。

👉 読者への問いかけ:あなたの職場でも“前例踏襲”の壁を感じたことはありませんか?

あるある⑤ 名物クレーマーの存在感

  • 特定の人物が頻繁に電話や来庁を繰り返す“名物クレーマー”も存在
  • 窓口職員の精神力を試す存在
  • 「またあの人来た…」と庁舎内で共有されることも

対応マニュアルがあっても、結局は「人間力」で乗り切るしかないのが現場です。

さらに「名物クレーマー」は職員にとってはストレスですが、同時に「市民の声を拾う存在」としての側面もあります。時には的確な指摘をしてくることもあり、改善につながるケースもあるのです。

👉 読者への問いかけ:あなたの地域にも“名物クレーマー

前編まとめ

こうした「地方公務員あるある」は、現役職員にとっては日常であり、外から見るとユーモラスに映るものばかりです。
しかし、その裏には組織の構造や文化、そして職員一人ひとりの葛藤や工夫が隠れています。
今後の後編では、さらに踏み込んだテーマを取り上げる予定です。
たとえば――

繁忙期のカオス:「3月末は戦場」「異動直前の引き継ぎ地獄」
出世のリアル:「昇任試験の空気」「係長になったら急に孤独」
会議文化の闇:「誰も発言しない会議」「議事録だけが残る」
ド田舎自治体あるある:「住民全員顔見知り」「議員と親戚」「祭りが業務」


元職員としての視点と、土地家屋調査士として地域に根ざした立場から、
「笑えるけど、ちょっと刺さる」そんな記事をお届けしていきます。
次回もぜひご期待ください。

 

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