地方公務員あるある(中編)|役所で働くと見えてくる“リアルな日常”を元職員が語る

はじめに:元公務員徒過としての視点から
こんにちは。愛知県新城市で土地家屋調査士をしている淵名です。
私は元公務員徒過として、地方自治体の現場で働いていた経験があります。前編では「異動」「窓口」「決裁ルート」など、地方公務員ならではの“あるある”を紹介しました。
今回はその続編として、「働き方」に焦点を当てたリアルな日常をお届けします。繁忙期の残業、出世の空気、会議文化、そして田舎自治体ならではの職場事情――。現役職員はもちろん、公務員志望者や地域住民にも「なるほど」と思っていただける内容です。
あるある① 繁忙期はカレンダー真っ黒
- 「ノー残業デー」は形だけ。誰も帰らない。
- 電話対応と窓口対応の合間に、報告書と議事録を仕上げる。
- 「3月末までに処理して」と言われるが、実質1週間しかない。
繁忙期は「定時退庁」や「働き方改革」がどこかへ消え去る時期でもあります。職員同士の会話も「あと何日で終わる…」とカウントダウンモード。体力・気力・集中力のすべてが試される季節です。
👉 読者への問いかけ:あなたの職場にも“繁忙期のカオス”はありますか?
あるある② 出世したくない職員多数
- 昇任試験の空気が重い。「受けるの?」「落ちたらどうする?」と周囲の視線。
- 管理職になると、残業・責任・会議が倍増。
- 「係長になったら急に孤独」現象。部下と上司の板挟みに。
出世すれば給与は上がりますが、業務量・精神的負担・人間関係の調整も増えます。「今のポジションが一番ラク」「責任を持ちたくない」という声も現場ではよく聞かれます。
👉 読者への問いかけ:あなたは“出世したい派”ですか?
あるある③ 会議はとりあえず開く
- 資料づくり→打合せ→本会議→次回会議へ…の無限ループ。
- 発言者が少ない。「誰か言ってくれ」と空気を読む時間が長い。
- 会議後に「で、結局どうするの?」と個別で再確認。
会議は「責任の分散」と「形式的な意思決定」の場になりがちで、スピード感は失われます。民間企業なら即決できる案件も、役所では数週間かかることも珍しくありません。
👉 読者への問いかけ:あなたの職場でも“会議のための会議”ありますか?
あるある④ ド田舎自治体の独特な文化
- 住民全員が顔見知り。「あの人、昨日も来てたよね」
- 地元議員と親戚関係。「○○議員の親戚だから気を使う」
- 地域の祭りやイベントが“業務”として組み込まれる。
意思決定にも「地元のしがらみ」が影響することがあり、職員は「空気を読む力」が求められます。また、庁舎内では「○○地区の人はあの課に多い」など、地域性が人事にも影響するケースも。
👉 読者への問いかけ:あなたの地域にも“田舎ならでは”の職場文化はありますか?
まとめ:公務員の働き方は“安定”だけじゃない
地方公務員の働き方は、外から見ると「安定」「定時」「楽そう」と思われがちですが、実際には繁忙期の残業、出世の葛藤、会議文化、地域特有のしがらみなど、さまざまな要素が絡み合っています。
元公務員徒過としての経験から言えるのは、「公務員の仕事は人間力が試される場」だということ。制度や仕組みだけではなく、現場の空気・人間関係・地域性が働き方に大きく影響します。
次回はさらに踏み込んで、「昇任試験の裏側」や「若手職員の本音」「公務員の転職事情」などをテーマに、リアルな声をお届けする予定です。ぜひ、シリーズ後編もご期待ください。
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